大家が「知らぬ存ぜぬ」の敷金トラブル

住んでみると分かる騒音のトラブルですが、敷金の返金時もトラブルが多いようです。この敷金トラブルも実体験が元となっている内容ですので、参考になると思います。

ケース2:泣き寝入りせずに敷金を返してもらった例

入居したものの、思わぬトラブルに見舞われそこを出ることにしたBさん。
すぐにでも引っ越したいと思っていたのですが、一人暮らしということもあり、そんなに引越し資金が有りませんでした。

次のボーナスのタイミングで住む場所を探すことにして、ようやく良さそうなお部屋を見つける事ができました。それから、引越しの準備も整い、敷金の返金をしてもらう為にリフォーム会社の立会いも済ませ、引越しも無事に終えることができました。

そうして、不動産会社から敷金の返金分を確認する電話があり、その後振り込まれたのですが・・・
「あれ?少ない・・・」
Bさんは、何度も確認しました。
ですが、明らかに10万円程、敷金の返金額が少なかったのです。

たかだか10万円だったかもしれませんが、色々と心労を重ねた上での引越しだったため、この返金額にBさんはさすがに苛立ちを隠せない様子です。そして、すぐさま不動産会社へと電話をかけ、敷金の返金額がおかしいということを伝えたのです。

そうしたら、リフォーム会社の計算ミスかもしれないという話になり、そこから再びリフォーム会社へと確認が行き、再びBさんの所へと連絡が来たのですが、
「大家さんにはこの額を振り込むようにと言いました」
というのが、リフォーム会社の言い分です。

まるで自分達は悪くないし、滞りなく業務を行ったまでと言いたげな態度に、Bさんも反撃に出ました。「でも、そのお金が私の手元に戻って来ていないということは、そちらに落ち度がありますよね?」そう言うと、また後日連絡するということでその場はまとまりました。

数日後、今度は不動産会社から連絡が来ると、どうやらその後何度か大家のもとへと足を運んで、敷金の返金について説明したようです。
ですが、こ「分かった」と言っておきながらその後大家からの返金が無いという状況です。
そして、その不動産会社がこう言い出してきました。
「本当は、この問題は大家と借り主の間で行う問題だから自分達には関係ありません。」
と、開き直るような言い方をしてきたのです。

もう、不動産会社を通して言うのも話にならないと思っていたBさんは、直接大家へと何度も連絡をしたのですが、その大家が高齢ということもあり、まったく話が進展しません。
「あんたに払う分は全部払ったんだから!」
と繰り返すばかりです。
仕舞いには、話の途中で電話を切られるということも何度かあるような始末。

このようなやり取りで、既に1ヶ月以上も経過していたのです。

さすがにBさんも疲れ、自分のやっていたことは間違いだったのかと思うようになり始め、なぜか罪悪感に似た感覚に捉えられ始めていたのですが、このやり取りを会社の営業の人に相談すると、「明らかに大家が間違っている。泣き寝入りするのはおかしい。」そう言ってくれたこともあり、もう少し頑張ることにしたのです。

それが、問い合わせメールです。

この経緯(いきさつ)を全て書き留めた内容のメールを、直接不動産会社の本社の問い合わせセンターへとメールして、自分の正当性を訴えたのです。
そうしたら、その翌々日には、不動産会社の営業から連絡があり、
「大家さんも納得して、今日お金が振り込まれる予定です。」
と連絡してきたのです。

1ヶ月以上もあった大家との敷金トラブルも、たった一通の問い合わせメールで解決したのです。

Bさんは、敷金トラブルが解決してホッとしたと同時に、正しいことをしている人間が間違っているような感覚にさせられる不動産の仕組みに疑問を隠せずにいました。

敷金はちゃんとした理由が無ければ返金できます

この敷金問題は、退去時には常に被害をこうむる危険性のある問題です。
また、泣き寝入りしても良いことではありませんし、賢い選択でもありません。

敷金は正統な理由が無ければ返金されるのが当たり前です

万が一トラブルが長引くようななら、営業所ではなく本社に連絡すること

これは、一例にしかすぎないかも知れませんが、各営業所・事業所は本部への評価を気にして、内々にことを収めようとする場合や、自分達には関係ないを言い通す場合が多いですので、事の正当性をしっかりと書き連絡することが、解決を早めます。

ページトップへ